えばやんコラム

2020/3/1

2月定例会一般質問で登壇!

今回の2月定例会で昨年の9月定例会に続いて、一般質問をさせて頂きました。内容は下記の通りです。
 (詳細は県政報告2020春号にてお知らせする予定です)

■「在宅医療」について
 いかに幸せに生き抜くためには、とりわけ医療制度の充実は欠かせないものと考えます。特に「在宅医療」「在宅看護」「看取り」の充実は超高齢化社会を迎えて極めて重要な課題であることは言うまでもありません。団塊の世代が75歳を迎える2025年には、国の「地域医療構想」では病院で死亡することは難しくなり、多くの患者が自宅で最期を迎えることになります。彦根市の松木明医師は「病院での医療費より、在宅での医療費の方が安価で、満足度も高い。生きることと死ぬことは表裏一体で当たり前のこと。死を見つめることで生が輝く。この当たり前のことは日常的な世界、つまり、住み慣れた自分の家で行われるべきだと」と言われています。在宅医療の現状と課題について質問をしました。

■「地方創生」について
 「地方創生」の目的は実質的には、地方の「経済成長と人口増加」であると言えます。私は、「地方創生」について個別課題を含めて、都市への流入人口が逆に増えていることなど、これまで目立った成果は上がっていないように思っています。膨大な予算とエネルギーがつぎ込まれ、「地方創生」はいったい何を成し遂げたのだろうか大きな疑問を持っています。人口が増加すれば、地域経済が活性化し、問題が解決されるのでしょうか。大いに疑問を持っています。例えば、知事も以前言われていましたように「人口に見合った」制度設計や対策を考えていくことも大切だと考えています。CO2削減など環境問題はむしろ適正人口を設定する考え方も一つの考え方だと思います。
 国が進めている地方創生の進め方についてですが、国が一律に対策の実行を強制し、その結果を一方的に評価していることで、地方創生は本末転倒していると考えています。国策のもとに地方を競わせ、結果を国が評価する現状の「地方創生」というシステムに正当性はないと考えています。
 本来の「地方創生」は、もっとリアルに、若い人たちや子育て世代が十分な所得を得て、その地域に住み続けられるような仕組みを構想しなければならないと考えています。