2021/8/1
感染急増、見えぬ菅首相の危機感 専門家らが警鐘!
責任は政府・組織委員会に!
暑中お見舞い申し上げます。連日のオリンピックのメダルラッシュに日本国中勇気をもらっています。しかし、一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者がオリンピックムードと同調するかのように、国内で新たに1万693人確認され、初めて1万人を突破しました。まさに第5波に突入していると言わざるを得ません。京都大学の西浦教授のグループの調査結果として、東京都における新型コロナウイルス新規感染者数が現在と同じペースで増加した場合、8月26日には1日の感染者数が1万人を超えると伝えています。国会に出席した政府分科会の尾身会長は、感染を拡大する要素の1つにオリンピックをあげた上で、開催をめぐり“社会の中で様々な意見があった”と指摘。大会の開催を決めたからには、政府や組織委員会がコロナ対策を全力で行うことが当然の責任だと強調しました。さらに、危機感を社会全体で共有するため、政府に対し今まで以上に明確で強いメッセージを出すよう求めました。立憲民主党の枝野代表は、抑止に向けたメッセージ発信が乏しいためで、「説明と説得」が全く足りないと苦言を呈しました。
また、医療崩壊を危惧する専門家との溝は広がっており、苦言も相次いでいます。間違っても、これらの責任がオリンピック参加選手などへ向かうことはあってはなりません。あくまでも責任は政府と組織委員会にあるのですから…。