えばやんコラム

2022/9/20

安倍元総理とエリザベス女王の国葬について!


 久しぶりの投稿です。まずは、台風や線状降水帯等の被害にあわれた皆さまに心からお見舞いを申し上げます。早期の復旧を願わずにはおられません。
 さて、国のエリザベス女王の国葬が19日に執り行われます。27日に予定される安倍晋三元首相の国葬と違い、国民から特段の反発はありません。死亡の経緯が異なるとはいえ、安倍氏の国葬は実施まで2カ月以上と準備期間が長い。各国に働き掛け、弔問外交の体裁を整えようとしたことが窺える。だが、先行する女王の国葬にはさらに大物たちが参列を表明している。岸田文雄政権が決めた安倍氏の国葬の意義づけに、あらためて疑問が浮かびます。さらに岸田政権が決めた国葬について、あまりにも経緯が不透明です。何よりも三権の長の同意を得ているのか。特に国会決議すら得ていないところが強い違和感を覚えます。一方、イギリスは議会の決議を受けており、女王の逝去を伝える暗号「ロンドン橋が落ちた」で始まる王位継承プロセス「ロンドン橋作戦」は女王がまだ30代の1960年代から水面下で周到に練られてきました。王位継承に空白や論争が生じないよう、世界の要人への連絡、諸行事の進行、遺体の安置や国葬会場のレイアウトまで一分の隙もなく時間と空間が設計され、アップデートされてきました。それに比べると政治的臭いのする安倍元総理の国葬に反対する国民の意思表示は当然であると考えます。私も同感です。