2023/03/15
2月定例会最後の登壇要旨
「少子化対策は待ったなし」
日本の人口は2010年を境に減少を続け、2025年には約800万人いる団塊の世代が後期高齢者(75歳)となり、国民の4人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎えます。しかし、その受け皿となる介護施設といえば、東京リサーチによると、2022年1年間で倒産した介護事業者数は全国で143件、前の年から1.7倍に急増し倒産件数は介護保険制度が始まった2000年以降で最多となっています。県内の廃止事業所の数でも、廃止の理由は様々ですが2022年4月から2023年1月の間に廃止した県内の事業所は61事業所もあります。県や市町は物価高への補助金を出していますが、値上がりした分の10分の1程度しか補うことはできないのが現状です。経費節減のための対策はされていますがどうしても限界はあります。このままでは「介護難民」が増加していくことは必定です。医療・介護分野への早急な支援と整備が必要不可欠です。特に、人材確保は言うまでもなく、長期的には、社会保障の担い手である労働人口の確保のためにも少子化対策は待ったなしです。三日月知事も令和5年度予算の中心に「子ども・子ども・子ども」政策を置かれています。彦根市も子どもの医療費無料化を充実されます。
今こそ、社会を挙げて本気の少子化対策を進めなければなりません。まずは現場の実態を正確に把握して、国・県・市町と連携して取り組んで頂きたいことを願うものです。
「チームしが再会を誓って!」
「同期当選の仲間たち」